海外投資を行っている方で、自分がどんな契約で投資をしているのかもわからない、という方や、プロバイダーの専用ページに一度もアクセスしたことがない、という方から相談の連絡をいただきます。
海外投資は基本的に英語でのやり取りがデフォルトなので、今まで頼りにしていた人がいなくなってしまったときに何も対応ができなくなってしまう、ということにもなりかねません。
そのような事にならないためにも、自分の契約情報は把握しておくようにしましょう。
各プロバイダーに専用サイトが用意されていますので、ログイン情報を把握している方は以下のリンクから情報を確認してください。
契約情報を知る手段
ログイン情報どころか、どんなプロバイダーでどんな商品を契約しているかわからないという方も中にはいらっしゃいます。海外投資行っている以上、何かと契約情報や証券原本が必要になってくるので、いつでも用意できるような体制を整えておきましょう。
今回は契約情報の確認方法として6つ紹介していきます。
①IFAに問い合わせる
まずはIFAに問い合わせることから始めましょう。契約の際にIFAを通している方は、そのアドバイザーに聞いてみるのが一番早いと思われます。日本語で対応してもらえるはずですし、必ず顧客情報は持っています。契約情報など何かと情報が知りたければ、まずはIFAに連絡です。
②IFAの専用ページにアクセスする
比較的大きなIFAの場合は、IFA自体に専用ページがあって契約情報を確認することも可能です。そもそも専用ページがあるか確認をして、 IDとパスワードを発行してもらいましょう。
③証券原本を確認する
証券原本には必ず契約者情報が記載されています。契約時に郵送されているはずなので存在するかどうか確認しておきましょう。
これが無いと引き落としなども含めて契約の変更ができないので、いずれにせよ証券原本を持っているか把握しておきましょう。
仮に一度も見たことがない、というのであれば、契約がしっかりとされていないことも考えられます。まずはIFAに問い合わせてみてください。
④紹介者(友人・先輩)に確認する
友人や先輩に紹介されて投資商品を契約したという方も多いと思いますが、その紹介してくれた方に確認をするのも一つの手段です。
しかし、友人や先輩などの紹介者はあくまで単に仲介しただけの存在で、金融に詳しいとは限りません。その紹介者もIFAや代理店と連絡を取っていない場合もあります。
あまり当てにしないほうが良いですが、念のため連絡をみても良いかもしれません。
⑤プロバイダーに確認する
あなたとプロバイダーの間にIFA、代理店、紹介者など仲介者が入っているかもしれませんが、契約している主体は「自分自身」と「プロバイダー」です。なので、プロバイダーに連絡をすれば必ず契約情報を教えてくれます。
しかし、問い合わせは英語での対応になるので、自身が英語ができなくても友人などにお願いして英語ができる体制を整えておかなければいけません。
※海外投資を継続以上はIFAと全く連絡を取らないということはまずあり得ません。ポートフォリオの確認や変更手続きなどが必要なことがあります。また、満期まで積立が完了したとしても引き落すためにやりとりが必要になります。
契約したときから一切連絡を取っていないのであれば、一度連絡をして状況の確認を行っていきましょう。
契約情報の確認:ロイヤルロンドン
ロイヤルロンドンの契約情報はこちらの会員サイトからログインして確認することができます。
契約情報の確認:ハンサード
ハンサードの契約情報はこちらの会員サイトからログインして確認することができます。
契約情報の確認:インベスターズトラスト
インベスターズトラストの契約情報はこちらの会員サイトからログインして確認することができます。
投資家として契約情報は把握しておくべき
これまで積立を継続されてきた方であればそれなりの金額を投資してきているのだと思います。自分が投資した資産がどのようになっているのかわからないというのは、あまり好ましくありません。全く気にしていないというのであれば問題ありませんが、不安に思っているのであれば、精神衛生的にも良い事ではありません。
また、アドバイザーや代理店に全てを任せているから安心と思っている方でも、信頼していて任せているのと、任せているという名の丸投げは全く意味が異なります。
また、信頼していたアドバイザーや代理店がいついなくなるかわからないという事実もあります。現にアドバイザーや代理店が失くなってどうしようもなくて困っているという人が続出しているのです。
海外投資を行っている以上は紛れもなく「個人投資家」ですし、投資家としては契約情報を把握しておく事は必須です。