インベスターズトラストは、オフショア投資の商品を提供しているプロバイダーの一つですが、インベスターズトラストを契約している人は「エボリューション」という商品を契約している人が多いです。
もしインベスターズトラストを解約しようと検討している人は、損失をできるだけ少なくするためにも早期解約をおすすめします。
1. インベスターズトラストの解約手数料
インベスターズトラスト、エボリューションの解約手数料は
「解約時の残存契約年数に基づく管理手数料相当額」
になっています。
そしてその管理手数料は「ファンド残高0.125%」です。年間換算すると「1.5%/年」の手数料が発生します。
また、契約2年以内の場合、今まで積み立てた金額は全て没収されると思ってください。なので、もしあなたが2年以内で解約を希望しているのであれば、損失を最小限に抑えるために今すぐに解約手続きを行いましょう。
1-1. ファンド残高に対して手数料が発生する
インベスターズトラストの解約手数料は他のプロバイダーと少し異なり、ファンド残高全体に対して手数料が発生するという点がポイントです。
例えばロイヤルロンドンは、初期口座に対して残契約年数に応じた解約手数料が発生します。
2. インベスターズトラストの解約方法
インベスターズトラストの解約の解約ですが、解約をしたいと思ってすぐに解約できるわけではありません。手続き諸々で場合によっては1ヶ月ほど時間がかかってしまうこともあります。
手順としては、
- 紹介者、IFAと連絡に連絡をして「解約したい」という旨を伝える
(連絡が取れない場合はインベスターズトラストに直接問い合わせる) - 解約申込書に必要事項を記入・署名をしてIFA(インベスターズトラスト)に送る
- インベスターズトラストから解約確認書が届く
- 届いた解約確認書の内容を確認して署名し、インベスターズトラストへ返送する
- 解約返戻金が確定して、指定の口座に送金される
上記のような手続きが必要となりますが、書類のやり取りは英語になり、インベスターズトラスト社とのやり取りが1往復半あります。
また、指定の口座をHSBCなどの海外口座にしている場合は、その口座のアカウントがしっかりと生きているか確認をする必要もあるでしょう。口座の開設をして以来動かしていないという方は、アカウントが停止している可能性が高いのでご注意ください。
仮に銀行口座が凍結しているなどのトラブルが発生している場合、インベスターズトラストとのやり取りを必要以上にやらなければいいけなくなることもあります。
2-1. 紹介者、代理店、とは関係を繋いでおく
インベスターズトラストの解約申込書には紹介者の番号と紹介者の署名を記入する欄がありますが、これがわからなかったり、署名をもらえないとなると、解約手続きがかなり手間がかかってしまいます。
また、諸々の手続きでトラブルが発生したときに頼りにしたいのは紹介者、代理店、IFAです。これらの方達と連絡が取れなくなると手続きが大変になる上に、損失もかさみ、精神的にも参ってしまいます。
現在解約を検討していないにしても、紹介者やIFAとはしっかりと連絡を取っておくことをおすすめします。
3. インベスターズトラストの契約に無理はないか?
インベスターズトラストのエボリューションのような長期積立の投資商品は、満期まで継続して積立をすることを前提として組まれています。契約時に「途中で積立停止ができるから」などと言われて、とりあえずやってみようと思って契約した方も多いと思いますが、それは大前提から間違っています。
そのような経緯で投資を始めた方の多くは、自分がどんな商品を契約してどんな内容になっているのか、どんなリスクがあるのか、を把握していませんが、それは投資とは言えず「ギャンブル」同然です。
「2年後に2倍になっている」
「満期まで継続すれば億になっている」
など、オイシイ話を信じてインベスターズトラストを契約したかもしれませんが、その幻想を白紙に戻して、本当に投資は必要なのか、契約は間違っていなかったか、満期まで確実に積立を継続できるか、もう一度考えてください。
ほとんどの場合は「NO」だと思います。
その場合は、少しでも損失額を少なくして自分の資産を守るためにも、解約等の手続きを一刻も早く進めていきましょう。